産業医になるためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 医師であること: まず、医師の資格が必要です。
- 産業医研修の修了: 労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識についての研修を修了する必要があります。具体的には、以下の研修を修了する必要があります。
- 日本医師会の産業医学基礎研修
- 産業医科大学の産業医学基本講座
- 産業医科大学での実習: 産業医科大学その他の大学で産業医の養成等を行うことを目的とする医学の正規の課程を設置している場合、その大学が定める実習を履修する必要があります。
- 労働衛生コンサルタント試験の合格: 労働衛生コンサルタント試験に保健衛生で合格することも産業医の資格を得る一つの方法です。
これらの要件を満たすことで、産業医の資格を得ることができます。また、産業医の資格を維持するためには、定期的な研修の受講と単位の取得が必要です。具体的には、以下のような研修を受けることが求められます。
- 前期研修:14単位以上
- 実地研修:10単位以上
- 後期研修:26単位以上
- 合計:50単位以上
これらの単位を取得することで、日本医師会認定産業医制度に基づく「認定産業医」の資格が得られます。なお、単位の取得は60分の研修が1単位となります。このように、産業医の資格取得には一定の要件と研修が必要となります。